五目並べのルールは一文で終わります——「先に五つ並べた方が勝ち」。それでも初心者が勝てないのは、相手の読みに及ばなかったからというより、自分のいくつかの癖のせいであることが多いです。一つひとつは致命的ではありません。重なったときに、繰り返し同じ形で負けるようになります。以下の 7 つは、私がいちばん多く見てきたものです。
罠 1 · 初手を盤の端に打つ
盤の中心はいつでもいちばん価値があります。初手を辺や隅に寄せる人は、盤を「マス目」として捉えています。五目並べはマス目ではなく方向のゲームです。中心からなら、一つの石が参加できる並びの方向は 8 つ。隅からだと 3 つしかありません。方向が 5 つ少ないということは、以降の一手ごとに相手から押し込まれるということです。
直し方は簡単です。初手は天元(15×15 の中央)か、その隣の四つの交点のいずれかに打つ。この癖だけですぐ勝てるようになるわけではありませんが、開局から「選択肢がある」側に立てます。その差は一局を通して効いてきます。
罠 2 · 四を急いで、活三を忘れる
三つ並んだ瞬間に四つ目を取りにいく初心者は多いです。問題は、その四つ目が片側から止められる形——つまり単なる四——であれば、相手が止めた時点で攻めが終わることです。
活三は違います。両端が空いていて相手は受けざるを得ず、有効な受け手は 2 か所しかありません。主導権を保ったまま、次の手でさらに伸ばせます。「三つ並んだ」を「活三ができた」に変えて、はじめて攻めが始まります。
「活三が攻めです。単なる四は見せ手にすぎません。」
罠 3 · 自分の攻めしか見ていない
五目並べの一手は常に二役です。自分の形を良くすると同時に、相手の形を良くさせない。初心者のいちばん多い負け方は「読み負けた」ではなく、「並べることに集中していて、顔を上げたら相手に活四ができていた」です。
直し方は単純な反射を一つ持つこと。打つ前に 3 秒止まる。相手に二連や三連がないかを先に見て、それから自分を伸ばすか相手を止めるかを決める。最初はテンポが落ちたように感じますが、2〜3 局で自動的になります。
罠 4 · 活三を見たら即受け、三々かどうかを見ない
危ないのは単独の活三ではなく三々です。一手で独立した活三を二つ同時に作る形。片方しか受けられないので、相手は次の手で勝てます。初心者が三々に気づくのはたいてい「決まる一手前」で、その時点ではもう遅い。
相手に「両方向に伸ばせそうな急所」(たとえば三連になる筋が二つ、それぞれ一つ足りない状態)が見えたら、完成している三連の側ではなくその交点そのものを先に止める。「線を止める」ではなく「点を止める」考え方です。
罠 5 · 活三を死三に伸ばす
初心者の衝動:「三つあるからもう一つ」。ただし、どちら側に足すかが重要です。伸ばす方向にもともと相手の石か盤の端があると、その三連は両端を塞がれた死三になり、威力はゼロになります。伸ばさないより悪い。脅威のある一手を、無駄な投資に変えてしまうからです。
活三を伸ばす前に両端を確かめ、相手の石からも端からも遠い方向を優先する。両側とも制限されているなら伸ばさず、別の形を作る。不発の活三は、打たないよりも悪いです。
罠 6 · 先手の最初の 3 手を無駄にする
標準の五目並べで黒には先手の利があります。ただし、その利には賞味期限があります。初心者にいちばん多い無駄づかいは、初手の天元は正しいのに、二手目・三手目が急に離れた場所に飛ぶこと。両側に手を広げたつもりで、どちらにも脅威が立たず、先手を白に返してしまいます。
黒の最初の 3 手は、石どうしをつなげること——二連、三連、あるいは V 字の形を作る。陣地を広げるのを急がず、まず脅威の連鎖を作って、相手が二手目から受けに回る状態にします。
罠 7 · 負けてから振り返る
いちばん価値のある振り返りは、負けたあとではなく対局中に行うものです。初心者は打った直後の自分の石に目を落としがちで、負けてから「どの手で相手が抜けたのか」と見返します。その時点では大勢は決まっています。
「3 手ごとに石から目を上げる。この顔を上げる癖は、どんな戦術を覚えるよりも価値があります。」
7 つを反射にする
7 つを並べてみると共通点が見えます。どれも「相手より読めなかった」ではなく、「相手も読んでいることを忘れていた」です。上級者と初心者の差は、読みの深さよりも、一手ごとに「相手は自分にとっていちばん嫌な手を選ぶ」と前提できるかどうかにあります。
これを体で覚えるには 30〜50 局。思っているより少ない数です。毎日二局、そのたびに「相手は何をしているか」と自問すれば、一週間で打つ方向に意味が出てきたと感じられます。